ハワイ旅行記7

五日目、水曜日。

ニューヨークスタイルデリとかいうお店のテラスで朝食。夫はチリバーガー、私は野菜のオムレツ、おちびはなんだっけ。何にせよ、ものすごく量が多いのは相変わらず。チリバーガーはちょっと分けてもらったら、とってもおいしいけど、朝からお肉をガッツリ食べる気にはならない・・・。

オムレツは卵三個使った巨大なもの。
あの・・うちじゃ、朝は卵二つのオムレツを家族三人で分け合うんですの。他にも食べるものはあるけど、卵としてはそれくらいが私は適量で。
それに、ものすごく大きなハッシュドポテトやサラダも付いて、うーん、食べきれない。夫のお皿には、どんぶり一杯分くらいのフライドポテトが山盛り。
フレッシュオレンジジュースは激うまです。

本日はなんの予定も入っておらず、何をしようかと昨夜話し合ったら、おちびは、またショッピングがしたいって。ええ?とげんなりする私。でも、夫も、いいよ、って言うんですな。アラモアナじゃなくて、ワードセンターっていう、地元の人が行くショッピングエリアだっていうから、それならちょっと興味あり。というわけで、トロリーバスにのって、行きました。

トロリーはすいていて、我が家貸切。運転手のおっちゃんはごきげんで、おちびに「アロハー!」といい、二人で話しが弾んでます。って、英語ベースでどうやってだ?「朝からショッピングかい?」とか聞かれてます。途中通り過ぎたアラモアナの販促のおばちゃんに運転手さん、貝のネックレスをねだって、自分にもかけ、おちびにもくれます。トロリーの鐘を鳴らす?と誘って、おちびに鳴らさせてくれたりして。すっかり仲良しになって、ワードセンターで、名残惜しそうに手を振り合って別れる二人。なんなんでしょう、これ。

十時過ぎてましたが、ワードセンターは閉まっているお店が多くて、おお、これは水曜日定休のお店が多いんだ・・・と暗くなる私たち。おちびが行きたがっていたメンチーズというアイスクリームショップも鍵がかかっています。がっかり。仕方ないので、開いているお店をうろうろします。

クロールで50m泳げるようになったら新しいプールバッグを買ってあげる、とおちびと約束していました。ずいぶん前に、泳げるようになってたんですが、ハワイで買う、と楽しみにしてたんです。ところが、ハワイにプールバッグは売ってない。そうか、みんな水着で外を歩いてるもん、プールバッグに入れて持ち運ぶ必要がないんだ!!と、がっかりしていたおちびですが、ワードセンターで、プールバッグ発見。水色の、ちょっとおしゃれな猫柄の、これは日本じゃ売ってないぜ、って感じで、すっかり気に入り、買ってやります。良かったね。

ムームーやアロハシャツに本やCDも売ってるお店で、花札発見。梅や桜や牡丹の代わりに、ハイビスカスやプルメリアや珊瑚が描かれ、鶯もなにやらトロピカルな鳥になってるし、カエルは魚だし、こりゃあ面白い、と夫が大喜びでご購入。

私の実家に写真立てを買って写真を入れて送ろうか、なんて話していたら、偶然にも額専門店があって、ハワイっぽいけどなかなか渋い写真立てを発見、これも購入。
キッチン用品のお店とかも、見ているだけで楽しい。

なんて、あれこれ見ていたら、なんと、おちびの行きたかったメンチーズが開店してました。ただ単に早すぎただけだったのね。
ここは、入れ物を選んで、自分でソフトクリームの絞り器(?)を操作して、好きなフレーバーを好きなだけ盛りつけ、各種トッピングやフルーツも自分で載せて、最後に重量でお支払いというシステム。やたら大きいカップしか無いのが、いかにもアメリカンですが、おちび、いくつか選んでちっちゃめに盛りつけました。それを三人でつつき合って、もう、十分。見てたら、かわいい女の子が大きなカップにてんこ盛りのアイスクリームをわしわし食べてました。す、すごい・・・。

帰りのトロリーは、愛想のない運転手でした。ABCストアで、一度試してみたかった各種スパムむすびとサラダを買って帰って昼食。スパムむすびは、あったかいおにぎりに、スパム(コンビーフみたいな奴とか、ハムみたいな奴とかが分厚く切ってある)が海苔でくっつけてあって、不思議な味でした。

それから、ホテルの無料プログラム、フラレッスンへ。ちっちゃいかわいい女の子からおばちゃんまで集まって、腰蓑を巻いて、一曲、おさらいしました。夫も踊るって言ってたのに、いざとなったら見学に回って、写真を撮りまくってました。なかなか面白かったです。踊るのって、やっぱり楽しい。フラダンスって、意外な運動量です。

フラダンスのあとは、また海とプール。ショッピングとダンスでお疲れの大人たちは、早々にプール脇のバーでブルーハワイのフローズンカクテルを啜って、デッキチェアで伸びちゃいましたが、おちびは延々と泳ぎまくっていました。最後に、数日間お世話になった貴重品ボックスの「なーなじゅう、ごーどる」の鍵を係の方にお返しして、部屋へ引き上げました。

続く

2010/9/9