夏休み旅行記1

2021年7月24日

今頃?と思われるでしょうけれど。夏の旅行記を、忘れる前に(ってか、大分忘れちゃってるんですが)ちゃんと書いておこうと思いました。

夏は南を目指すことが多いのです。海が好きで、島が好きな私。だけど、今年は山に行くことにしました。上高地。宿を取るのが難しくて、例年、諦めていたのだけれど、早めにチェックしていたら、うまいこと、とれちゃったのです。それに、今年はおちびが「近くがいい!」と言うのです。部活がハードで、夏休み最後に、やっと、ちょっと本当の休みが取れるだけ。だから、遠くまで行くのは、けっこう大変。宿題もあるし、休み明けにはテストもあるからねえ。

そんな訳で、上高地に二泊三日の宿を春先には押さえていました。そこから先、どうせそっちの方に行くのなら、ついでに千葉県にある私の実家にも顔をだそうか、という話になり、さらには、帰りがけに名古屋を通るんだから、じゃあ、義姉を誘って、お墓参りもしていこうか、ということになり。なんだかんだで、結局、南の島に行くのとたいして変わらない日程になってしまいました。距離感の近さで目がくらんで、おちびは、小規模旅行だと思い込んでいたけれど。

車のない我が家は、旅行は全て公共の交通機関を利用します。今回は、兵庫県を出発して、大阪から東京を経て千葉県の実家に二泊、その後、上野から新幹線で長野を経て松本、そこから上高地二泊。松本に戻って、名古屋までJR。そこから、新幹線で大阪へ。こういう場合、乗車券は、できるだけ駅が重ならないようになが~い距離を一筆書きで買うと、お得なんだそうです。どうやって買ったら一番得なのか調べてみて、と夫が言うので、JRのみどりの窓口へ事前に相談に行ったら、係の人が、旅程表とパソコンを見比べながら、すごく丁寧に調べてくれました。その時は、まだ購入期間内ではなかったので、相談だけだったのだけど、実際に買うときは、少しお時間ご用意くださいね、なかなか難しいので、と言われました。マニアックな買い方らしいです、このきっぷの買い方は。

出発一ヶ月前を切り、おちびの学校で学割も取って、みどりの窓口に行ったら、本当に、けっこう大変なことになりました。一般的な申込票では埒が明かないので、旅程表を見せて、経路を説明するんだけど、新米風のお兄ちゃんが汗びっしょりになって、パソコンを叩きまくります。JR路線図を持ちだしてきて、指でたどって、頷いたり、首を傾げたり。けっきょく、奥の部屋にSOSを出して、前に相談に乗ってくれた人も出てきて、一時間近くかけて、やっとチケット購入。三人でこの旅程で、チケットが合計15枚。と、思ったら、なんと買い忘れがあって・・・その場で三人でチェックしたにもかかわらず、漏れがあったってどういうこと?後で、足りない分は近所のJTBで買い足しました。そして、最終的に、チケットは18枚に及んだのであります。ひえええ。

初日はまず、実家へ。新幹線の中で、ちょっと怖い小説を読んじゃったので、なんとなく嫌な気分で到着したら、おお、リビングのエアコンが壊れているではないか!!そういえば、母が「今年の夏はエアコンでも対応できないほど暑い」だの「熱中症になりかけた」だのメールをよこすことがあったので、エアコンをがんがんにかけて、おとなしくしていてね、なんて返信していたのだけれど、何のことはない、エアコンが壊れていたのです・・・・。地獄。

両親も年取ったよなあ、なんて思ってしまいました。皮膚感覚が弱くなったのでしょうか。ともかく、エアコンを新しくする手配をしてもらうことにしつつ、二泊。姉の家族も来たりして、わいわいと過ごしました。そうそう、息子は院の入試があるとかで、今回は欠席。一人いないと、なんとなく寂しいものですね。

さて、三日目の朝、我々はついに上高地を目指して出発したのであります。

2012/10/31