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「見えない違い 私はアスペルガー」ジュリー・ダシェ 花伝社
27歳のマルグリットが、生きにくさに悩み、自分はアスペルガー症候群なのだと気がつくまでを描いたフランスの漫画。受動型アスペルガー症候群の女性の気持ちがとても良く描かれている、と評されている。
アスペルガーの人の気持ちを知りたい、とこのところ、思っている。これはフランスの漫画なので、日本の現実を反映しているわけではない。が、その人達から見たこの世がこんなふうなのだ、ということは伝わってくる。
この本では、アスペルガーだと気づいたことこそが答えである、と描かれているが、そこからどうやって出発していくか、周囲はそれをどう受け止めればいいのか、はあまり書かれていないように思う。
2018/10/24