365日のほん

2021年7月24日

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「365日のほん」辻山良雄 title店主 河出書房新社

東京、荻窪には「title」という素敵な本屋がある。東京に住んでいたときには、時々行って、そこだからこそ並べてある本を買うことが多かった。この本は、その「title」の店主、辻山さんが書いた、一日一冊ずつ本を紹介したものである。「title」で買って、サインもしていただいた。それから時々少しずつ読んでいたのだけれど、ついに読み終わった。読んでいると、読みたい本が出てきて、その、読みたい本に移行しちゃうので、なかなか続きが読めない本であった。

紹介されているのは、小説も、絵本も、エッセイも、写真集も、哲学書も、科学の本も、なんでもある。短い字数で、その本の魅力がじわじわと伝わってくる。自分で読んで、自分で感じたことを、伝えようという思いが溢れていて、良い本である。

これ一冊をもって、時々パラッとめくって、読みたいな、と思った本を読むと楽しいと思う。

そういえば、ぜんぜん違う場所で、私の文章を読んでくださっているという方に出会いました。どうもありがとう。こちらにも、よかったらコメントくださいね。

2020/3/29