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「おかあさんの扉９ 謎の九歳児」伊藤理佐 オレンジページ
「ステキな奥さんうぷぷっ３」が市立図書館にあったので、もしかして、と調べたら、他にもあるじゃないの、やったね。引っ越してTSUTAYAが遠くなってしまったのでレンタル漫画から遠ざかっていたのだが、図書館で借りられるとは。嬉しいじゃないの。
小さくて可愛かったあーこちゃんも九歳、四年生。なんと学校でクラリネットまで始めたじゃありませんか。お名前フェチで、人の名前にやたら興味を持つ、欲しい本は「名付け事典」。四年生からはクラス名簿が感じになったと大喜びするし、選挙期間は街角に貼られたポスターの名前に釘付け。名字がひらがなの人に大喜びしたりして。なるほど、たしかに名前って、そこからドラマが始まりそうだよねえ、想像力が刺激される。
たまに登場する吉田戦車がいい味を出している。可愛い娘がだんだん大きくなっていくのが嬉しいやら悲しいやら寂しいやら楽しみやら。そこは母親の理佐たんとはまた全然スタンスが違うのね。
しかし、いつまで描けるのかな、この漫画。椎名誠が岳くんに泣いて抗議されたように、あーこちゃんもいつか気がついてしまうのだろうか。あと少し、この漫画、読んでいたいのだけれどねえ。
2020/8/25