読書

偉い人ほどすぐ逃げる

16 武田砂鉄 文芸春秋 武田砂鉄を前にも読んだよなあ、と思って検索したら、2020年の三月に読んでました。数字だけ見るとついこの間のことなのだけれど、遠い。…

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人間晩年図鑑1990~94年

15関川夏生 岩波書店 子供のころの読書の記憶に人名事典がある。立派な辞典なんかじゃなくて、ボール紙の薄っぺらい緑色の表紙がついたポケットサイズの安っぽい本で…

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実力も運のうち 能力主義は正義か?

14 マイケル・サンデル 早川書房 「エルサレム〈以前〉のアイヒマン 大量虐殺者の平穏生活」ほどじゃないけれど、かなり苦闘した本。内容が固いこともあるけれど、…

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世界の納豆をめぐる探検(たくさんのふしぎ)

12 高野秀行 福音館 「誰も行かないところへ行き、誰もやらないことをやり、誰も書かない本を書く」がモットーの高野秀行の子供向け納豆本。ここ数年の彼のテーマ、…

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モップの精と二匹のアルマジロ

11 近藤史恵 実業之日本社 病院の待合室で、またもや読み本が足りなくなって、スマホに放り込んであった電子本に手を出す。最近はこういうことができるから、本不足…

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死ぬまでに行きたい海

10 岸本佐知子 スイッチ・パブリッシング 岸本佐知子は翻訳家である。彼女が翻訳したというだけで、もう、その本の面白さは半分くらい保証されている、と私は思う。…

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硝子戸のうちそと

9 半藤末利子 講談社 作者は夏目漱石の孫、昭和史研究家の半藤一利の妻。新宿区立漱石山房記念館名誉館長。六十の手習いで文章を書き始めたというが、背筋の伸びた、…

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ばあさんは15歳

8 阿川佐和子 中央公論社 どんな内容なのかも全然知らず、いったいなぜこれを借りてきたのかもわからず読んだ。というのも、図書館に予約を入れたのははるか前のこと…

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シャルロットの憂鬱

7 近藤史恵 光文社 近藤史恵は「ときどき旅に出るカフェ」以来かな。これも電子本。電車が長くて、もう一冊、スマホから読むことになりました。この人なら間違いない…