読書

存在を抱く

23 村田喜代子 木下晋 藤原書店 村田喜代子さん、しばらく新作が出ていないと思っていたのに、先日、図書館リストを検索したら次々に三冊がヒットした。「村田喜代…

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村田喜代子の本よみ講座

22 村田喜代子 中央公論出版社 信頼し、尊敬する村田喜代子さんの本。これは、2019年から福岡で行われた読書講座の内容を収録したものだ。様々な分野にわたる本…

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豊岡メソッド

21 大崎麻子 秋山基 日本経済新聞出版 副題は「人口減少を乗り越える本気の地域再生手法」である。夫が熱心に読んでおり、非常に感心したと言っているので読んでみ…

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さいごの色街飛田

20 井上理津子 筑摩書房 2011年発行の本。もう13年前だ。飛田新地は、大阪西成区にある日本最大級の歓楽街。戦後の買春禁止法以降、遊郭は廃止されたが、この…

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コスタリカ

19 伊藤千尋 高文研 副題は「『純粋な人生』と言いあう平和・環境・人権の先進国」である。サンパウロ支局長、バルセロナ支局長、ロサンゼルス支局長などを歴任した…

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空をゆく巨人

18 川内有緒 集英社 「目の見えない白鳥さんとアートを見にいく」以来の川内有緒である。開高健ノンフィクション賞受賞作品。夫が読みながら非常に面白がっていたの…

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朱より赤く

17 窪美澄「夜に星を放つ」以来の窪美澄。副題は「高岡智照尼の生涯」である。 高岡智照尼は実在の人物。1994年に98歳でお亡くなりになったというから、ごく最…

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スモールワールズ

16 一穂ミチ 講談社 吉川英治文学新人賞受賞だって。こういうのはイヤミスとは言わないのだろうか。昔、湊かなえの「告白」を読んだのだが、後味があまりに悪くて、…

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ハンチバック

15 市川紗央 文芸春秋 久しぶりに会った友人がこの本を話題にあげた。「知らないことだらけで、そうなのか!と思った」というようなことを言っていた。芥川賞を受賞…

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街場の米中論

14 内田樹 東洋経済新聞社 毎回思うことだが、内田樹の文章は明解である。難しいことでも、実に分かりやすく書かれている。これは、彼の頭の中で、物事が十分に咀嚼…