ぐうーの音

ぐうーの音

2021年7月24日

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「ぐうーの音」 大田垣晴子 文藝春秋

大田垣晴子さんは、漫画と文章をミックスさせた本を書く人。どれも当たり前そうで、少し独特の視線も加味されていて、やんわりと楽しい本が多い。これは、食べることをテーマにして一冊作られている。

正しい和食から始まって、天ぷら、盛岡で三大麺、鮎を食べつくしたり、タイ料理に立ち向かったり、すっぽんを楽しんだり、沖縄でヤギだってやすやすと食べる。内蔵も大好きだし、何でも食べるなあ、この人。それも、楽しそうに美味しそうに、食べる。読んでいて、気持ちがいい。

私も、昨日はちょっと遠いタイ料理屋さんまで、遠路はるばる、歩いてランチに行った。途中で雨まで降ってきて、しかも、道に迷ったりして悲惨だったんだけどね。でも、そうやって、やっとたどり着いた私たちに、トムヤムクンがしみることといったら!カオマンガイ(鳥の蒸し焼き)の美味しいことといったら!

食べること、私も大好きだ。

2012/3/25