さよならの手口

さよならの手口

2021年7月24日

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「さよならの手口」若竹七海 文春文庫

 

葉村晶という女探偵の物語。葉村晶のミステリは他にも絶対読んだことがあるはずなのだが、このブログで検索しても出てこない。ということは、ブログ開始前に読んだってことだわ。
 
不運の連続、痛い目に会い続ける葉村晶。でも負けない。このキャラクターはなかなかイケる。頑張れ、と応援したくなる。
 
ミステリ専門店でバイト中の葉村晶が古書引取に出かけたボロ屋の床をぶちぬいて、白骨死体とご対面するところから事件に巻き込まれる。ひょんなことから末期がんで余命いくばくもない元女優の娘探しを頼まれもして・・・・。
 
人が死ぬミステリはすきじゃないんだけど、この人の作品は不思議と嫌じゃない。生々しくないってのもあるんだろうか。
 
40過ぎちゃったけど、まだまだエネルギーは残ってそうな葉村晶。この人のミステリなら、新しいのを読みたいわ。
 
 
 
というわけで。実はここ三日間ほど北海道に旅行していました。北海道って温かいのね。フリースだのヒートテックだのを抱えて行って、汗だくになって帰ってきました。今日はとうとう年度末。一応、今年度を〆ておきます。今年度は211冊。昨年度が172冊だったから、多少は本を読めるようになったというか。と言っても、結構絵本が多かったように思います。皆様、お付き合いありがとうございました。
 
明日以降来年度もよろしくお願いします。

2015/3/31