アロハ魂

アロハ魂

2021年7月24日

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「アロハ魂」小林聡美 幻冬舎文庫

 

先日、古民家を改装したおしゃれなカフェに行ったら、テーブルの脇の小さな本棚にこの本がおいてあった。そこでパラパラっとめくって読んでいたのだが、どうやら夫が図書館に予約したらしく、数日たったら我が家にあった。聡美ちゃんが数人の仲間とハワイ島にいった旅行記だ。
 
ここ数年、パンケーキだワッフルだフレンチトーストだと世間じゃ流行っているけれど、聡美ちゃんはずっと前にハワイで嫌って言うほどそれを楽しんでる。というか、ハワイじゃずっとそうなのね。これを読むとたしかにうまそう!と思うので、この本だってパンケーキブームの端っこくらいは担ってるのかも。
 
ハワイ島で過ごした数日間の話が書いてあるだけなんだけど、なんでこんなに読ませるんだろう。聡美ちゃんのキャラもあるのだろうね。きっぱりとやりたいことは主張するけれど、年長者への思いやりも忘れない、好奇心を全開にして失敗も楽しむ、チャレンジもするけど無理はしない。明るさ強さ優しさ茶目っ気。いいやつだよなあ、と改めて思う。
 
ハワイはオアフ島しか行ったことがなくて、自然と気候は素晴らしかったけれど、あそこはやっぱり買い物天国なので、私とは少々テイストが違っていて。今度はハワイ島に行きたいなあ、と思ってしまった。

2015/4/21