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「アライバル」 ショーン・タン 河出書房新社
「本の雑誌」で褒められていたので、どんな本かもわからずにリクエストしていた。図書館で渡されて、「え？こんな本だったの？」と驚いた。どんな本だったか、知りたい人は、ぜひ、お読みください。いや、お読みくださいっていうのかな。御覧くださいっていうか・・。「この本に、翻訳権が生じるのか？」って驚いていた人もいるくらいだし。
移民のお話です。一人の移民がたどり着いた世界は、文字も、風景も、日常の小物や食事も、とても変わっていて、いかにも別世界に来たという感じ。こんなふうに本当に感じるのかもしれないなあ、と思います。
戸惑い、苦労しながら生活を築き上げ、最後には幸せになる。いいなあ。
二度読んで、だんだんわかってきた。もう一度読もうと思う。そんな本です。
2012/2/5