キングダム53~55

キングダム53~55

2021年7月24日

152~154

「キングダム」53~55 原泰久 集英社

 

映画は長澤まさみちゃんがかっこよかった。王騎に笑った。そんな映画を見て以来、キングダムからは遠ざかっていたが、夫が「キングダム、新刊出るらしいぜ」というので、久々にTSUTAYAに走った。56巻はまだだったけど、知らないうちに三冊も新しく出ていたのね。
 
うっかり通常モードで読みだしたら、一冊の半分ほどで消耗してしまった。なので、一休みして、心をうすーくしてから、続きを読んだ。
 
自分の軟弱さに呆れてしまうのだが、そして、これば単なる漫画にすぎないのだが、戦いで人の腕やら首やらがポンポン切れて飛ばされるのを見るのが、結構きついのだ。平気なつもりで読んでいても、どこかでお腹に血が溜まっていくみたいな感覚があって、ついにはギブアップしてしまう。
 
ここからちょっとグロな話をするので、私と同じ気質の人は気をつけて読んでね。読むのを一休みしている間に、「ぐるぐるナインティナイン」のゴチバトルをテレビで見た。フレンチの名店で食事をして、設定金額四万円に一番遠かった人が全員の支払いを請け負うという企画。そこで「野鳥の王様の一羽アンティエロティソースサルミ」という料理が出てきたのだが。野鳥の本体の肉はローストし、それ以外の内臓やら各種部位が圧搾機のようなものに放り込まれてぎゅうぎゅう絞り出され、滴るエキスがソースにされていく。その過程が映し出されたのだが、それが、戦場で人間がすぽん、と切られて放りだされる光景と頭の中で重なり合ってしまって・・・・。ううう。
 
なんていいつつ、しばらくしたら、残りは読めちゃったのだから、私もいい加減なものだ。しかも、面白かった!やっぱりキングダムはすごい。延々と戦っているだけなのに、なんでこんなに読ませるのかなあ。続きが読みたい。ただし、休みをいれつつ、ね。

2019/12/24