185
「サラダ好きのライオン」村上春樹 文 大橋歩 画 マガジンハウス
「おおきなかぶ、むずかしいアボカド」の続編。図書ボランティアの特権を利用して、中学校の図書館から借りて来ました。
相変わらず、村上春樹のエッセイは軽くて面白い。今回は、前の本ほど心にずしんと来る文章にはあまり出会えなかったのだけど、全体から、村上春樹って、いいやつだよなあ、と思えるものが立ち込めています。
文章の脇に、小さな字でちょっとした一文が添えられています。たとえば、
「高田馬場」と「裸のばばあ」ってわりに聞き違えやすいですよね。そんなことないのかな?
とかね。
おちびがパラパラとめくっていて、それに笑い、部屋に持って行きました。
ちなみに、表題にもなった「サラダ好きのライオン」とは、めったにないもののたとえとして書かれていた言葉なのでした。
(引用は「サラダ好きのライオン」村上春樹 より)
2013/2/14