ヤマザキマリのリスボン日記

ヤマザキマリのリスボン日記

2021年7月24日

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「ヤマザキマリのリスボン日記」ヤマザキマリ フリースタイル

すごく面白かった。これは、2004年から2008年の間に書かれたmixiの日記とブログの記事から構成されている。

日記って面白いのよね。人の日記を盗み読みして何が面白い、という人が多いかもしれないけど、私は、武田百合子にしろ、板尾創路にしろ、ヤマザキマリにしろ、日記を読むのは大好き。その人が何を考え、どうやって生きていたかが息遣いまでわかるような気がする。楽しい。

ヤマザキマリのエネルギッシュな部分が非常によく分かるし、イタリアのマンマである姑の凄まじさもひしひしとわかる。すげーよ、姑。よくそんな母をもつ夫と結婚したなあ。しかもむちゃくちゃ年下だぜ?私には無理だ。まあ、そんなシチュエーション、絶対にないがな。

いきなり、さとなおさんが登場したのには驚いた。お友達だったのね。リスボンの描写が良いので、ポルトガルに行きたくなる。しょっちゅう、イタリアやスペインにドライブしているのも羨ましい。まあ、陸続きだもんね。

日記のそこここの描写から、おお、これがテルマエロマエにつながっていったのだな、とわかる。ヤマザキマリのローマ好き、風呂好きが時々爆発しているから。

ヤマザキマリ、魅力的だなあ。流石だ。

2019/7/1