三人寄れば無礼講

三人寄れば無礼講

2021年7月24日

「三人寄れば無礼講」清水ミチコ 中央公論新社

「主婦と演芸」以来の清水ミチコである。この人、天才じゃなかろうかと時々思う。他のモノマネ芸とは一線を画する文化的水準の高さに脱帽する。でも、この本はモノマネじゃなくて、ただただ三人で鼎談しているだけ。「婦人公論」で連載している鼎談シリーズに加筆訂正を加えたもの。登場する人物も多種多様で、一癖も二癖もある人たちばかり。

一番凄かったのは、やっぱり大竹しのぶ、三谷幸喜との鼎談。大竹しのぶの怪物っぷりは只事ではない。明石家さんまも、野田秀樹も、彼女にかかれば形無しだということがつくづくわかる。そして、なんと三谷幸喜も、危うくその魔の手にかかるところだったとは・・・。ここに、その会話の内容を引用しようかと思ったけど、やめた。やっぱりみんな、本を読んで、すごいから。

あとは、青木さやか、山口もえとの三人、光浦靖子、森山直太朗との三人がなかなか刺激的。もちろん、他の人達も、どれもおおっ、と思うような言葉が飛び交っている。

清水ミッちゃんは、すごい。くれぐれもコロナに気をつけて生き残っていただきたい。
みんなも、それぞれに、うんと気をつけるんだよ。
頑張って、生き残ろうね!!

2020/4/4