六甲山散歩 その1

六甲山散歩 その1

2021年7月24日

土曜日、思い立って夫婦で六甲山に出かけました。目的はヴォーリズの六甲山荘です。

息子が帰ってきていた時に行きたかったのですが、天候が許さなくて残念でした。昨日は、天気予報が、絶好の行楽日和、と太鼓判を押してくれていたので、おちびを部活に送り出してから、早めに家を出ました。

阪急六甲で降りて、バスを待ちます。ここだここだ、と夫がいうバス停は、何故か人がいっぱい。学生っぽい子が多いので、夫と「若者は歩くってことにしたらどうよ」とか、小声で言い合って。こんなに乗れるの?と思いながら待つこと15分。やっとバスが来たと思ったら、乗りきれなくて、「後続のバスにお乗りください」ですって。次は何分後、と時刻表を見に行って、おや、待てよ?鶴甲行きってかいてあるけど・・・。どうやら、バス停を間違えたようです。

仕方なく、駅に戻ります。と、踏切の向こう側に登山バスが。「思ってたのと違うけど、まあ、乗ろうぜ」と夫が言うので、とにかく乗ったら、すぐに発車。どこで降りるのか聞いたら「丁字ケ辻」ですって。思ってたのと違うって、どういうこと?座席が縦並びになってしまったので、話ができません。前の席の人が、地図を広げて眺めているので、こっそり後ろから覗きこんだら、あった、あった。なるほど、牧場の方向と山頂の方向に別れるT字路なのね。このバスは、そこから反対方向に向かうから、そこで降りて歩くのか・・・と、どんどん覗きこんでしまっていたらしく、後ろから苦笑した夫につつかれました。

バスは、住宅街を抜け、山を登っていきます。小学生らしい男の子が、お父さんに「なんでこんなに急カーブが。」と口をとがらせて文句を言ってます。いや、お父さんに苦情を言ったって、しょうがないよ、君。「急坂を登るのは大変だから、ぐねぐね曲がりながら登るんだよ」などとお父さんが説明しています。そうよね、お父さん、だから、その地図、もうちょっと広げて。と、まだ覗きたい私。ヘアピンカーブを何度も曲がります。ううう・・・間違って直進したら、道から真っ逆さまだわ。木々の間から、海がチラリと見えます。きれい!でも、すぐまた隠れちゃった。

さて、丁字ヶ辻に到着です。早すぎちゃったかも、と夫がつぶやきます。山荘が開くのは11時からなんですって。その時点で、まだ九時半です。ま、いいや、そこら辺を眺めながら、のんびり歩きましょう。

バス停から、東へ向かいます。YMCAの前を過ぎ、しばらく行くと、六甲山ホテル。売店が開いていたので、ちょっと覗きます。うーむ、これといってほしいものなし。そこを出て、しばらく行くと、今度はガイドハウス、自然保護センターですって。階段を登って行くと、六甲山開発の祖であるイギリス人アーサー・ヘスケス・グルームの胸像があります。

展望台があって、そこからは神戸の街が見渡せます。遠く神戸空港まで。もっと空気が住んでいれば、淡路島も見えるはずなのですが、今日はもやっています。

自然保護センターの中に入りました。床に、この近辺の大きな航空写真が貼ってあります。我が家は、六甲山系を直進すれば、割にご近所なんです。山をぐるっと回るから、時間がかかるだけで。で、写真をまっすぐ、たどってみたら、おお、うちが写っている!!近いじゃーん!!六甲山まで、割とまっすぐに伸びている山道もありました。「これ、一度歩いてみたいと思ってたんだよな」と、夫。そうね、よほど元気で、お天気もいい時にね。いけるかな。行けたら凄いかも。

イノシシや、うさぎや、リスや、野ねずみの剥製も飾ってありました。そうか、野生動物も豊富な山なのね。そういえば、おちびが幼稚園のころ、うちのごくご近所で、狸を見かけたっけ。自転車の前を、しゅっと横切った、あれはたしかに狸でした。山なんだなあ。

2012/10/24

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