我々の予定では、その後、京都国立博物館に行くはずでした。ところが。
えー、工事中で休館なの？信じられなーい！！夏休み前に改修しちゃおうってことなんでしょうけれど。がっかりです。ミュージアムショップだけは開いていたので、あれこれ眺めましたが、うーん、展示を見られないなんて、悲しすぎる。
閉じられた柵の間から、中にある石像が見えました。これ、誰？孔子さまかしらん。
泣く泣く、次の予定地、河井寛次郎記念館に向かいます。ここもグレゴリ青山の「ねうちもん京都」で紹介されていたところです。
河井寛次郎は京都を中心に活動した陶芸家で、濱田庄司らと民藝運動に参加した人です。濱田庄司は、以前に大山崎山荘に行った時に、コレクションを拝見しました。あの時も楽しかったな。そうか、あの人のお友達だったのね。
河井さんは、デザインや書や彫刻などもなさっていたらしい。
表から見たら小さな家なのに、中は奥深く、京都の町家の底力を感じます。
静かな佇まいの仕事場。
建物はコの字型になって、よく手入れされた小さな中庭があり、さらにその奥には素焼き窯と登り窯までがありました。
私が気に入った、綺麗な壺。
夫が気に入った人形。
和室って、なんて居心地がいいのだろうと思います。いつまでもここに居たくなるような場所でした。
2012/7/13