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「幸福のツボ」伊集院光 集英社
久しぶりに無意味な読書をした（笑）。
現在52歳の伊集院光が26歳の時の本。ここ数年、伊集院光のラジオをずっと聞いているし、彼の書くものの面白さは知っているので、図書館で見つけて思わず借りてみたのだが、若気の至りだなあ。恋愛のキュンとする瞬間の妄想にあふれていて、読んでいて、こっ恥ずかしくなる。本人も絶対読み返したくない本なんじゃないかとニヤニヤしてしまう。
妄想シーンが60個集められていて、どれもヒロインが当時のアイドルに設定されている。今読み返すと、あ、こんな人いたな、どこに消えたんだろう・・・から、今もバリバリ現役で大活躍だよな、の人まで各種揃っている。名前を見てもさっぱりどんな人かわからないような子までいるから、時間というのは残酷なものだ。
まあ、ある意味、純粋な時期じゃないと読めない本だな。おばちゃんには、無理。
2020/7/30