弱虫ペダル45~50

弱虫ペダル45~50

2021年7月24日

52

「弱虫ペダル」45~50巻 渡辺航 秋田書店

前回感想を書いたのが2015年の9月だった。その時は40巻まで読んだことになっているがどうやらその後何処かで44巻までは読んだみたいだ。記録し忘れたなあ。今回は45~50巻を読んだ。

週刊誌連載漫画の宿命なのだが、まあ、進展が遅いことといったら。5冊かけて、まだインターハイの二日目がはじまったばかりってどうよ。二年かけて数日間のことを描いているんだよね。結末が出ちゃうと読者が離れちゃうから仕方ないのだけれど。漫画ってそういうところが普通の小説や物語とは違う。作者の自由度が少なくて、編集の意図や読者の人気ランキングにストーリーが左右される。発表形式による規制と言えばそれまでだが、作者が何にも縛られずに自由に描いたら違う展開になるのかなあ、とつい想像してしまう。

インターハイの試合の中日の夜に、他の先輩の競争を見るために一緒に坂を何度も往復するとか、疲労が溜まって試合どころじゃないんじゃないの?と思うが、漫画だからなあ。坂道くん(主人公)は特別だからなあ。

この漫画を読むと、自転車に乗りたくなる。どこまでもスイスイと走っていけそうな気分になる。が、現実は厳しく、電動チャリでも遠くに行くと疲れるのよ、おばさんは。せめて読んでいる間だけは、現実を忘れよう。

2017/6/25