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「沈黙のパレード」東野圭吾 文藝春秋
ガリレオ先生のお話なんだけど、もう、読んでると福山雅治にしか思えない。なんだかなあ、と思うね。
夫が読んでいたので、「人、死なない？怖くない？」と聞いたら、「東野圭吾だから人は死ぬよ。『容疑者Xの献身』みたいな感じ。」と言われた。で、読んでみたらすぐに人が二人も死ぬじゃん。東野圭吾だから。でも、痛かったり怖かったりはしないから、頑張って読んだ。そうしたら、流れが確かに「容疑者Xの献身」だった。
東野圭吾だから、うまいし、最後までグイグイ引っ張ってくれて読めるんだけど、結果的に、「私は」それほど好きじゃない。「容疑者Xの献身」も、あんまり好きじゃなかった。なんでだろうね。人を司法の代わりに「善意の」誰かが裁こうとする話があんまり好きじゃないのかも。
2019/12/18