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「町長選挙」 奥田英朗 文藝春秋
図書館の「今日返って来た本」コーナーにて遭遇。読んだら、想像していたのとぜんぜん違う内容だった。
伊良部一郎というちょっとおデブの精神科医がナベマン（これは絶対にナベツネのことだ）や年の割に若いのを売りにしている女優（絶対黒木瞳だ！）や起業家アンポンマン（絶対ホリエモンだ）などを相手に、太い注射をいきなりうち、おちょくり、怒らせ、しかし、最後には精神的な症状を治してしまうというパターンに乗った話が四話入っている。「町長選挙」は最終話、小さな島の中の選挙の話。これもどっかにあったよなあ・・・。
あまりにもあからさまに実在の人物を槍玉に上げているので、大丈夫かよ、と、ちょっと心配になるほどだった。
ま、面白いけど、そんなに夢中になるような本でもない、と思ったら、あらら、これ、ドラマ化されているのね。最近は何でもドラマになるんだなあ。というか、図書館でよく借りられるのが、そういう本なのか。「今日返って来た本」コーナーから取ると、そういうことが多いような気がする。
2011/10/15