蚊の学校

2021年7月24日

おちびが、久々に登校して、足を真っ赤にぼこぼこにして帰ってきました。
「お母さん、本当はね。」
と、おちびはいいます。
「小学校は、蚊の学校なの。でも、エサがないと生きていけないから、子ども達が集められてるの。新鮮な血の方がおいしいから、子ども達の方が良いのよ。勉強するのはね、じっとしている方が、蚊が刺しやすいから、教室に座らされてるの。たまに動かさないと、血が汚くなるから、体育もあるの。給食は、良い血を作るために食べさせられてるの。」

そう言えば、私も図書室で、蚊を一匹、やっつけたばかりだわ。
「先生たちは、ここは本当は蚊の学校だって知ってるの。だから、職員室には蚊取り線香があるし、○○先生なんて、蚊よけの腕輪してるのよ。でも、子ども達にはさせてくれない。蚊と密かに通じ合ってるの。」
でも、冬は、どうなの、冬は。
「夏だけ集めたんじゃあ、怪しまれるから、子どもを元気に生かしておくためにも、冬も学校はあるのよ。」
そうだったのか・・・。

そう言えば、人を刺すのが嫌な蚊が、朝露飲んでしのいでいた、とかいう歌がありますね。私がその蚊のおかあさんだったら、「好き嫌い言うんじゃありません。そんな変なものしか口にしないでいると、死んじゃいますよ!」と怒るだろうなあ・・と思ってたら、案の定、蚊は死んじゃって、お空の星か何かになったんですけどね。蚊の学校に行って、ちゃんと新鮮な血の味わい方を習えば良かったのかもしれませんね、その蚊。

2008/9/5