深夜特急6

23 沢木耕太郎 新潮社 言わずと知れた紀行小説の大傑作。今回の我々の旅と場所が重なるので最終巻だけ夫が持ってきたのを拝借して読み返した。舞台はローマ、モナコ…

惜櫟荘の四季

22 佐伯泰英 岩波書店 惜櫟荘とは、岩波書店創業者の岩波茂雄が熱海に建てた別荘である。佐伯泰英はこれを譲り受け、修復、保存した。この本は、月刊「図書」202…

43歳頂点論

14角幡唯介 新潮社 「地図なき山」以来の角幡唯介である。無謀な探検家であるくせに非常に理屈っぽく、いつも自分の行動を論理化しようとしている人だ。そんな彼がも…

チャットGPT対高野秀行 キプロス墓参り編

11 高野秀行 有限会社AISA これはいわゆるZINEである。自費出版の小冊子だ。私は以前に宮田珠己やいしいひさいちのZINEを買ったことがある。大手出版社…

復活超麺通団 恐るべきさぬきうどんの世界

133 団長 田尾和俊 西日本出版社 讃岐といえばうどんである。いろいろな特徴あるうどん店を食べ歩くのがレジャーとしてブームになったのは、もう二十年ほど前のこ…

祖母姫、ロンドンへ行く!

124 椹野道流 小学館 ずいぶん前の話。お正月、親戚が祖母宅に集まった。作者がイギリス留学中の話をしていたら、祖母が「一生に一度でいいからイギリスに行きたい…

世界の紙を巡る旅

98 浪江由唯 烽火書房 2019年から2020年にかけて「紙」をテーマに303日間の世界一周の旅をしてきた作者が書いた本。「羊皮紙をめぐる冒険」は羊皮紙に魅…

世界の果てまで行って喰う

地球三周の自転車旅 74 石田ゆうすけ 新潮社 旅好きである。知らない場所で知らない人と出会い、知らないものを食べるのが好きだ。場所も、人も、とてもいいけれど…

ヘタレ人類学者、砂漠をゆく

僕はゆらいで、少しだけ自由になった 70 小西公大 大和書房 学生時代、人類学専攻を目指していた著者は指導教員との飲み会で「自分を壊せ」と諭された。 「人類学…

アルキヘンロズカン

69 しまたけひと 双葉社 鳥取、島根、広島を回る旅をしてきた。その話はまた改めて書けたら書きたい。ところで、旅における大きな問題のひとつは、本をどうするか、…