京都ぎらい

155 「京都ぎらい」井上章一 朝日新聞出版   筆者は京都市右京区の花園で生まれ、五歳のときに同じ右京区の嵯峨へ引っ越し、そこで育った。長…

被差別の食卓

154 「被差別の食卓」上原善広 新潮社 「日本の路地を旅する」の上原善広の本である。「日本の路地を旅する」にもちょっと出てきた、被差別部落特有の料理を彼はソ…

みんな彗星を見ていた

131 「みんな彗星を見ていた 私的キリシタン探訪記」星野博美 文藝春秋 「コンニャク屋漂流記」で、紀州から外房の岩和田へと移り住んだ祖先のルーツ探しをした作…

人間・始皇帝

142 「人間・始皇帝」鶴間和幸 岩波新書 年末からお正月にかけて、秦の始皇帝の中華統一の過程を描く「キングダム」40巻を読みふけったことは前に書いた。中国史…

小さな大世界史

143 「小さな大世界史」ジェフリー・ブレイニー ミネルヴァ書房 以前にも書いたように、一年半ほどかけて世界史を勉強した。それから「教養としての「世界史」の読…

伊勢と出雲

113 「伊勢と出雲 韓神と鉄」岡谷公ニ 平凡社   出雲大社も伊勢神宮も、神社の総大将みたいな大きくて力のある有名な神社である。これらの神…

夜の谷を行く

121 「夜の谷を行く」桐野夏生 文藝春秋 連合赤軍事件が元になっている小説。読み終えた時、「うわあ!」と思わず声を上げてしまい、それから、これは事実なのか?…

三鬼 三島屋変調百物語四之続

88 「三鬼 三島屋変調百物語四之続」宮部みゆき 日本経済新聞出版社 「おそろし」「あんじゅう」「泣き童子」に続く三島屋百物語の続編。相変わらず、面白い。話し…

キングダム41~44

53 「キングダム」41巻~44巻 原泰久 集英社 2016年のお正月に40巻までを読んでいる。一年半待って、五冊か。その間に、一応、世界史の勉強は終わらせた…