いのちに驚く対話

5 岡田圭 医学書院 副題は「死に直面する人と、私たちは何を語り合えるのか」である。作者は舞台制作活動などを経て神学校を卒業、ニューヨークのホスピス緩和ケア病…

昭和・戦争・失敗の本質

1 半藤一利 新講社 「靖国神社の緑の隊長」の半藤一利である。彼はジャーナリストであり、昭和史、戦争史の研究家であり、作家である。ちなみに妻は夏目漱石の孫、新…

足尾鉱毒事件 一人ひとりの谷中村

149 永瀬一哉 揺籃社 「田中正造と足尾鉱毒事件を歩く」や「田中正造翁日記抄」で、足尾鉱毒事件については読んできた。この本は、それらの知識をぐっと深め、広げ…

人間の証明 交流226日と私の生存権について

148 角川歴彦 リトルモア 東京五輪をめぐる汚職疑惑で逮捕された角川書店の会長、角川歴彦。79歳で拘留され、226日後に保釈されたときは80歳であった。心臓…

ことばの番人

135 高橋秀実 集英社インターナショナル 高橋秀実氏が胃がんで亡くなった。62歳だったという。若すぎる。まさか、と思った。私は、この人のノンフィクションのフ…

エンジェルフライト 国際霊柩送還士

131 佐々涼子 集英社 第十回開高健ノンフィクション賞受賞作。作者の佐々涼子氏は、今年の九月に悪性脳腫瘍のため自宅で亡くなられた。病気のことは「夜明けを待つ…

辛口サイショーの人生案内デラックス

129 最相葉月 ミシマ社 最相葉月を、最初はニッチな分野のノンフィクションで知った。以来、他の人があまり取り上げそうにないテーマばかり選ぶ人だなあと思ってき…

死と生きる 獄中哲学対話

109 池田晶子 陸田真志 新潮社 池田晶子の哲学の本は、16年ほど前に読んだことがあった。わかりやすくて納得のいく、良い本であった。でも、あれは14歳に向け…

あらゆることは今起こる

108 柴﨑友香 医学書院 ADHDと診断された作家の内側で何が起こっているのか。それを日常のあらゆることから書き起こした本。私はこの人の「待ち遠しい」という…

私はヤギになりたい ヤギ飼い十二カ月

107 内澤旬子 山と渓谷社 新刊が出たら即買いの作家の一人、内澤旬子。これは、「カヨと私 小豆島でヤギと暮らす」と一部内容がかぶるが、ほぼその続編だと思って…