「本の雑誌スッキリ隊」を頼んでみた2

「本の雑誌スッキリ隊」を頼んでみた2

2021年7月24日

さて、スッキリ隊に頼んでみようか、ということになった。その時点では、それ以上深く話し合ったわけではないが、本の雑誌社なら、本への愛は間違いないものであろうし、我が家の大事な蔵書たちを託しても良い相手である、という認識があったことは間違いない。

12月の下旬に、スッキリ隊にメールを出したところ、すぐに受け付けの返信が来て、本棚の写真などを送るよう指示があった。写真を送り、この他にダンボールに詰めたまんまの本があることや、春に引っ越しがあるやもしれないので早めに来てほしいなど、こちらの事情を説明した。何回かやり取りがあり、1月31日に「スッキリ」しに来てくれることが決定した。

どの程度の量を処分するか、についてそれほど突っ込んで話し合ってはいなかった。そこで、互いに、処分してもいいと思う本を選んで並べていこう、ということにした。夫婦二人にはちょっと広すぎる社宅をお借りしていたので、二階の大きな洋室を本部屋にして、隣の和室は空き部屋になっていた。そこに、どんどん処分本を並べていったのである。

私は、最初は、相当量を処分する気持ちであった。なので、じゃんじゃん積んでいったのだが、夫は丁寧に一冊ずつ吟味している。「もう読み返さないから」と私が言うと「読み返すかどうかじゃなくて、持っていたいかどうか、で決めるんだよ」という。まあ、そうかもしれんなあ、と私も揺らいだ。というわけで、最初と途中からでは私の選択基準はやや揺らいで、結果、当初考えたよりは残す本が増えてしまったことは確かである。逆に言えば、最初に積み上げちゃった本の中には、今思えば残してやりたかった本もあったのかもしれない。まあ、それはそれでいいか。

さて、そうやって積み上げた本は、上の様な状態であった。
これ以外に、1980年代中頃からの「本の雑誌」ほぼ全てと、1970年代中頃から廃刊までの「話の特集」ほぼ全てがダンボール四箱ほどに詰め込まれたものがあった。これで、おそらく我が家の蔵書の半分程度である。

こんなに部屋の片側に積んでしまって、天井が傾いでしまわないか、という不安が若干残ったが、なんとかなったようである。

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2020/3/2