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「いまさら翼といわれても」米澤穂信 角川書店
「真実の10メートル手前」に古典部さんが、この作品が面白いとコメントしてくださった。古典部さん、ありがとう。この本なら、たしか家にあるはず・・・と夫に尋ねたら、娘に渡した、と。娘は読み終えて本棚においた、と。受験生がそんなの読んでたのか・・・というのは置いておいて、結局本棚で発見。読みだしたら一気であった。
このブログに何故か記録がみつからないが、「氷菓」シリーズはそれなりに読んでいたはずなのだがなあ。ホータローくんも千反田えるさんも、知己の間柄だ。
いろいろな事件があるけれど、事件そのものを描くというよりは、事件を通して、登場人物の人となりを描いている物語だ。最後の物語は尻切れトンボ・・・と言うか、これからどうするんだ？で終わっている。読んだ人たち、みんなどう思った？このあとどうしたらいい？
続きが読みたいような、ずっと先になりそうなような。うーむ。若いって大変なこともあるよね、キラキラしてるばかりじゃないよね、そうだったよなー、とおばちゃんは遠い目をするばかりである。
2017/2/6