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「ノンフィクション新世紀 世界を変える、現実を書く。」
石井光太 責任編集 河出書房新社
「絶対貧困」、「地を這う祈り」、「飢餓浄土」の石井光太が責任編集のノンフィクションガイド。
松本仁一、森達也、高木徹、藤原新也との対談や、青山南、大崎善生、角田光代、花田紀凱らが選ぶノンフィクションベスト30リスト、1980年から2011年まで出版されたノンフィクションを網羅した年表など、ノンフィクションたっぷりの怒涛の一冊です。
これを読んだら読みたい本がいっぱい出てきて、思い切り図書館に予約を入れてしまいました。
若手訳者による海外ノンフィクションも三編載っています。「ゲッティング・ビンラディン」というCIAによるビンラディン殺害のノンフィクションの訳者のあとがきで、「少年の心がくすぐられる感じ」「かっこいい」と評しているのには、強い違和感を覚えました。なぜこんな一文を入れたのだろう。
それにしても、私、ノンフィクション好きなんだわ。年表を眺めていたら、読んだ本がいっぱい出てきて、懐かしく思い出しました。さあ、しばらくノンフィクション漬けになりそう。
2013/5/11