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「ムンバイなう。インドで僕はつぶやいた」Uーzhaan
スペースシャワーネットワーク
先に二巻を読んじゃった本。まあ、どっちが先でもあんまり変化はないかな。
タブラ奏者のUーzhaanが修行のために時々インドに行ってつぶやいたこと。この人、出かける直前まで漫画に夢中でパスポートが見つからなくて大変。最初は例によってカレーがむちゃくちゃうまいのに、途中から見るのも嫌になっていく。毎回、同じなんだなあ。
注文していたタブラがまだ完成していないのも、例年通りだそうだ。やっとできたと思ったら、「タルビン・シンが来てなんだかほしがってたから売っちゃった、ドントウォーリー」とか言われちゃう。(タルビン・シンもイギリス在住のタブラ奏者です。)
師匠のザキール・フセインが2/1にレッスンするというので飛行機のチケットをキャンセルして待機していたら、「グラミー賞の授賞式でアメリカに行ったよ。2/2の夜に帰ってくるよ」だって。師匠は有名で、忙しいのだ。
「ブブイ」「バブイ」「ブバイ」という友だちがいたのだけれど、今日バブイが紹介してくれた新しい友達の名前は「ババイ」だそうだ。早く日本に帰ろう、と彼は思う。
インドのゆったりとしてなあなあな空気がゆったりと伝わってくる。相当イライラしているはずなのだが、そのいらつきまでがゆる~い感じになってしまうのがおかしい。
2015/7/30