乙幡脳大博覧会

乙幡脳大博覧会

2021年7月24日

51

ひらめきと妄想と爆笑の全力工作!乙幡脳大博覧会」

乙幡啓子 アールズ出版

 

夫が借りてきた本。「レポ」という北尾トロがやっている雑誌があって、そこの記事で知ったらしい。
 
「犬神家の一族」という映画をご存知だろうか。湖に、両足が逆さに飛び出ているあの印象的なシーン。あの足の形の氷を作って、グラスに浮かべるというのが、最初の企画である。(表紙写真右下参照)
 
100均ショップでりかちゃん的人形を購入。膝を切って足を曲げ、パテで埋める。シリコーンで片側ずつ型をとって一つにまとめ、テープでぐるぐる巻きにして水を入れたら漏れだし・・・様々な工夫を経て、氷完成。これを浮かべて飲み物を飲むと、足が鼻に入ってとても邪魔。
 
こんな感じで、毛糸で持ち歩きよう腹巻き型日時計を作ったり、太陽のフレアを転写してフレアスカートを塗ったり、粘菌のマグネットや消しゴムはんこで般若心経・・・。首が3つもあるケルベロス風赤べこなんかも味わい深い。
 
とにかく、発想がユニークというかくだらないというか、どうしようもないのに、出来上がったものの完成度は意外なほど高い。そこが素晴らしい。
 
お子さんの夏休みの自由工作の参考にいかがですか。と言っても、こんなもの提出したら、怖がってなく子続出かも。先生も絶句するだろうなあ。
 
 
 

2014/7/15