南の万里 黎明の空 十二国記

南の万里 黎明の空 十二国記

166 小野不由美 講談社X文庫

「東の海神西の滄海」に続き、十二国記シリーズを読んでいる。今回は「月の影影の海」で景王となった陽子と、目の前で父王を殺された祥瓊、陽子と同じく蓬莱から流されてきた海客である鈴の三人が主人公である。自分の苦難の立場を何とかするために旅をし、大切な人を失ったり、襲われたり、ひどい目に遭いながら、ついに三人は出会う。そして王として何をなすべきか迷い続けていた陽子はとうとう自分なりの国の治め方を見つける。

登場人物が多く、であるから背景もそれぞれに複雑で、なかなか読み続けるのが困難であった。メモかなんか取りながら読んだ方がわかりやすかったかも。でも、あちこちで共感できる部分があった。

たとえば、鈴が自分の主人であった人についてこんなことをいう。