夏休み旅行記6

夏休み旅行記6

2021年7月24日

三日目の朝です。美味しいトマトやヨーグルトとも、今日でお別れ。朝のバイキングでたっぷり食べておきます。隣の売店で数量限定で売るというりんごパイの注文ができるそうで、ちょっと心が動きましたが、まだ次の予定があるし、荷物になるので諦めます。焼きたてのパイは美味しそうだけど。

それから、壊れてしまった夫の登山靴や、私のトレッキングシューズを荷造りして、ロビーで発送手続きをします。身軽になって、さあ、今日はどうしましょう。

まずは、まだ人気ののない梓川へ降りて、石拾いです。おちびは、石を投げて、懸命に水切りに挑戦しますが、うまくいきません。夫は上手なの。ぴょんぴょん、石が飛び跳ねます。遠景に、跳び易そうな石を探すおちび。

初日に行った明神池方面へのんびりハイキングをすることにしました。石の道を歩いていて、おちびが「あっ!」と声を上げます。おお、そこにあるのは、靴の底。いつの間にか消え失せたと思っていたら、こんなところに。大きな石の側に落ちていました。大笑いです。今さら、持って帰ってもどうしようもない、と夫は渋い顔ですが、落としていくわけにも行きません。拾って持っていきます。もしかしたら、修理できるかもしれないしね。それにしても、よくぞ見つけたものです。おちび、すごいぞ。

しばらく行くと、小さな池に出ます。木や山が水面に映り込んで美しい。

途中まで歩いて、また戻って来ました。予定より早めのバスに乗って、さあ、戻ります。バスから外の風景を見ていましたが、ゆりかごのように、また、ぐっすりと眠ってしまいました。さよなら、上高地。また来たいな。

新島々から小さな電車に乗って、松本へ。松本駅の駅ビルで、お蕎麦を食べます。そんなに期待していなかったのに、思いの外、とても美味しい。長野のお蕎麦のレベルはすばらしい。

予定より少し早い列車に乗り換えて、名古屋に向かいます。本を読んでいたら、けっこうあっという間でした。ホテルに荷物をおいて、義姉と待ち合わせた名古屋駅内の壁画前へ向かいます。駅内を歩いていたら、なんだか同じような格好をした女の子がぞろぞろ。みんな、派手な色のキャリーバッグを引いて、フリルの付いた靴下を履いて、あたまには大きめの髪飾り、キラキラの「LOVE」という文字の入ったシールがどこかに貼ってあります。いったい、何?

義姉と久々の再会。おちびと夫がリクエストしていた味噌カツやさんに向かいます。味噌カツやさんの周辺にも、同じような女の子がいっぱい。今日は、同じ格好で味噌カツを食べる日なのか??と我々は言い合います。

味噌カツやさんでは、わらじトンカツという大きなカツを夫が頼みました。これが、柔らかくて、大きくても、意外にいけちゃうのです。

私はアスパラを巻いたカツ。これもさっぱりして美味しい。

食後は、名古屋名物、コメダ珈琲店のシロノワールをみんなで分け分けしました。

そうそう、謎の同じ格好の女子たち軍団は、どうやらジャニーズのキスマイなんたらというグループのファンの皆さんだったようです。その日、名古屋駅近くで、コンサートがあったんですって。示し合わせたわけでもないのに、本当に似たような子たちばかりで、驚きました。

翌日は、義姉の運転で、お墓参りに行きました。夫と義姉の両親がここに眠っています。お墓を掃除して、久しぶりにいろいろな報告をしてきました。おちびも、神妙な顔をして手を合わせていました。

それから、駅前で、味噌煮込みうどんを食べて、義姉と別れ、新幹線で帰りました。これで夏休みの旅行はおしまいです。

2012/11/1