岳15

岳15

2021年7月24日

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「岳 15」 石塚真一 小学館

一巻からずっと読んでいる。映画化されたときはよほど見に行こうかと思ったが、主人公、三歩くんが小栗旬ってのは、ちょっとイケメンすぎじゃないの?と抵抗があって、行かなかった。

三歩くんの同僚の阿久津くんは赤ちゃんが生まれて、いいお父さんになった。父としても頑張る!とトレーニングにも余念がない。体力もついて、そりゃ頑張るのだ。頑張るんだけど・・・。

山はいい。石川直樹氏が、エベレストに登頂しながら「これ以上ないというほど貴重な時間」を過ごしたと書いているのを思い出す。辛くても、危険でも、人は山を目指す。そこで得るものは何ものにも代えがたい。

だけど、安全に登って欲しい。無事に帰って欲しい。そして、また、山に登って欲しい。と、「岳」を読むたびに思う。

2012/4/28