もうずいぶん前のことになってしまったので、記憶が薄れていますが、これ以上忘れるのがもったいないので、記録しておきます。
7月のとある土曜日、朝早くおちびが部活に出かけたあと、さあ、どこかにお出かけしようかということになりました。夫と私の希望を述べ合うと、六甲山か高野山か法隆寺だ、ということに。雨が降ってくるといけないので、総合的に判断して、法隆寺に決定!となったのでした。
行くぞ、と決めて一時間半後には、JR法隆寺駅に立っているなんて、関西に住むって素敵、と改めて思います。駅前のバス停から、法隆寺へ向かいます。バスには結構年配の方々が乗り合わせていますが、満員というほどではありません。あんまり混んでいないといいなあ。
ごく普通の田舎の道路をしばらく走って、法隆寺につきました。門前に何件かのおみやげ屋兼食堂が並んでいます。くずきりや柿の葉寿司ののぼりが。
まずはガイドブックに従って、西側から歩きましょう。西大門の前では、小さな子どもたちが保育士さんらしき人たちとくつろいでいました。こんなところで毎日遊べるって、凄い。
そこから、ひと気の少ない道を歩いて、西円堂を目指します。
西円堂は、八角形。現在の建物は、鎌倉時代に再建されたものだそうです。鎌倉時代か、新しいなあ、とつい考えてしまうのって・・・。
そこから、今度は拝観入り口に回って拝観料を支払い、回廊の中に入ります。広い境内には、素晴らしい建物が並んでいて、圧倒されます。
我が国最古の五重塔。これができたとき、みんな、なんて大きい!!と驚いたのだろうなあ、とつくづく思います。五重塔って、仏舎利塔なんですよね。昔読んだ聖徳太子の伝記に、仏舎利(仏様のお骨)は水に浮かび、聖徳太子が心のなかで「沈め」と念じると、すっと沈んだ、という記述があったのを思い出します。子どもの私は、「私も、それ、やってみたい!!」と思ったものでしたが。
2012/9/14