食い意地クン

食い意地クン

2021年7月24日

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「食い意地クン」久住昌之 新潮文庫

 

夫が借りてきた本。でも、あんまり面白く無いので、途中でやめちゃった、と言っていた。「孤独のグルメ」が好きなので、その延長線上で借りたんだろうな。私は、たまたま外出するのに持って行きやすいというだけの理由で読んだ。
 
東海林さだおの食べ物シリーズと同じ切り口といえばいいのだろうか。目新しい物はないが、食べ物への愛情は伝わる。とりわけ納豆とキャベツへの偏愛は、共感しないこともないぞ。一見雑な漫画も、それなりに興を添えるというか。暇つぶしに読むには悪くない本でありました。
 
それにしても、この方、赤瀬川原平さんのお弟子さんだったのね。お寂しいことでしょう。

2014/11/13