64

2021年7月24日

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            「64」 横山秀夫 文藝春秋

いやはや、中学校の図書館というのは、宝の山ですわ、全く。市の図書館で100人待ちという事実に負けて、夫が初めて電子書籍で「64」を購入。さくさくと読んでしまいました。が、あくまで活字を愛する私としては(というより目がついて行かないだけかも)書籍で読みたいと思っていたら、あらま、中学の図書室じゃ、何週間たっても「新刊コーナー」でこの本が不動のまま。じゃあ、借りるしかないでしょ。

「クライマーズ・ハイ」は読んだことがありました。それ以来です、この方の本は。読み始めたら、もう、あっという間でした。導入とかそんなんじゃないの。もう、怒涛のごとく、連れて行かれちゃう。次々と起きる新展開。こんなに風呂敷広げちゃって、どーすんの?と思っていたら、あらまあ、最後にこんな解決が待ってるなんて。うわあああ。

しかし、まだ、小さな風呂敷がひとつ、残されたままなんですな。これはどうするの?また一冊書くつもりなの?

警察って、本部と県警で、色いろあるのねー。内部じゃ「カイシャ」って呼んでるのねー、などなど、新知識もありましたわ。

面白かったっす。

2013/2/21