読書

笑い神 M-1、その純情と狂気

156 中村計 文芸春秋 M-1グランプリが好きである。第一回目から全部、見ている。ブログにも2007年と2008年にそのことを書いている。当時はまだ関東にM…

読書

さよなら、野口健

155 小林元喜 集英社インターナショナル 野口健って何なんだろう、と思っていた。七大陸最高峰世界最年少登頂の記録を持ち、富士山やエベレストで清掃活動をし、ネ…

読書

失踪願望。  コロナフラフラ格闘編

154 椎名誠 集英社 椎名誠は、「本の雑誌」を始めた若い頃から知っている。若くて勢いのある、力強い人だった。いろんなところを力づくで体ごとぶつかるように旅を…

読書

香君

153 上橋菜穂子 文芸春秋 「狐笛のかなた」以来の上橋菜穂子である。厚めの二冊上下巻であったので、こりゃ手ごわいぞ、と思いながら読み始めたが、面白くてすいす…

映画

土を喰ふ日々  わが精進十二ヶ月

151 水上勉 文化出版局 ジュリーファンである。そもそもが「サワキ」という名は、本名とは何の関係もなく、ジュリーから連想したものである。沢田研二の「サワ」に…

読書

朝日新聞政治部

150 鮫島浩 講談社 学生時代、私は朝日新聞社でアルバイトをしていた。所属は図書部。朝日年鑑という年鑑・統計本の編集である。朝日年鑑には各種団体が取った様々…

読書

語学の天才まで1億光年

149 高野秀行 集英社インターナショナル 高野さんは、新刊が出たら即買い作家のひとりである。「誰も行かないところへ行き、誰もやらないことをやり、誰も書かない…

読書

東京四次元紀行

148 小田嶋隆 イースト・プレス 小田嶋隆が亡くなって半年。世の中は変わらず動いているし、思いもよらないような方向に(おそらく悪い方向に)展開していっている…