読書

水車小屋のネネ

168 津村記久子 毎日新聞出版 谷崎潤一郎賞受賞作。2021年7月から一年間、毎日新聞に連載、加筆修正した小説。素晴らしかった。 津村記久子が好きだ。読んだ…

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生きてく工夫

167 南伸坊 春陽堂書店 南伸坊を読むのは久しぶりだ。調べたら2018年以来であった。「オレって老人?」なんて本もあったっけ。これは2017年だから、さらに…

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墨のゆらめき

166 三浦しをん 新潮社 木を伐ったり、辞書を作ったり、義太夫を語ったり、いろんな職業の人を描いてきた三浦しをんだが、今回は書家である。老舗ホテルに勤める主…

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イラク水滸伝

163 高野秀行 文芸春秋 新刊が出たら即買いの作家の一人、高野秀行。この本もとっくの前に買ってあったのだけど、500ページ近い厚さになかなか手が出なかった。…

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シンデレラはどこへ行ったのか

162 廣野由美子 岩波新書 副題は「少女小説と『ジェイン・エア』」。これも旅のお供の本の一冊であった。友人のブログに紹介されていた本。マダム、教えてくれてあ…

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十二月の十日

161 ジョージ・ソーンダーズ 河出文庫 岸本佐知子の翻訳だと知って、即読み。そして、いつも通り、彼女は裏切らない。今まで読んだことの無いような物語だった。 …

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南極探検とペンギン

160 ロイド・スペンサー・デイビス 青土社 副題は「忘れられた英雄とペンギンたちの知られざる生態」である。かなり分厚い本で、面白いのだけれど、読みにくい本で…

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北関東「移民」アンダーグラウンド

158 安田峰俊 文芸春秋 副題は「ベトナム人不法滞在者たちの青春と犯罪」。 職場からドロップアウトして不法滞在・不法就労状態にあるベトナム人の元技能実習生や…

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言語の本質

157 今井むつみ 秋田喜美 中公新書 副題は「言葉はどう生まれ、進化したか」である。何ひとつ言葉を知らない赤ん坊がいつの間にか周囲の言葉を理解し、片言をしゃ…

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海賊たちは黄金を目指す

156 キース・トムスン 杉田七重 東京創元社 副題は「日誌から見る海賊たちのリアルな生活、航海、そして戦闘」。 17世紀後半、カリブ海でスペインの植民地や商…