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「MAPS」アレクサンドラ ミジェリンスカ, ダニエル ミジェリンスキ
徳間書店
夫が借りてきた本。大きくて重くて高いから、買うのは大変。でも、子どもたちが中学生で、これから地理を習い始めるところだったら買ってたかも。
世界の国々の地理、食べ物、生物、有名人、文化風習などが楽しいイラストでていねいに詳しく描かれていて、見ていていつまでも飽きない本。すべての国というわけには行かないけれど、42カ国が登場します。
それぞれの国に、男の子と女の子がいて、名前が付いている。その国の割と一般的な名前なんだろうけれど、日本の子どもたちはなんて名前だと思う？「みさき」と「あきら」でした。いまどきネームってわけでもないけれど、どの地域に行ってもきっといる、古びてはいない名前。絶妙かも。
スウェーデンにはちゃんとリンドグレーンとピッピがいたし、フィンランドにはムーミンとトーベ・ヤンソンがいた。でも、ポーランドにキュリー夫人はいないのね。まあ、誰を選ぶかはなかなか難しい問題ですわ。
これ一冊あれば、何時間でも楽しめそう。行ったことがある国も、行ったことがない国も、それぞれに興味深い。あ、これ見たことある！や、あ、これ見たいなあ、行きたいなあ・・にあふれている。
中学生の親御さんたち、これはもしかしたら、下手な地理の参考書よりは、「買い」ですよ。
2015/6/5