グレさんぽ コロナとか養蜂とか京都とか

36 グレゴリ青山 小学館 久しぶりのグレさんぽ。「猫とかキモノとか京都とか」以来だわ。コロナ禍でもグレちゃんの住む亀岡はわりに穏やかに暮らしていたみたい。目…

無人島のふたり

35 山本文緒 新潮社 「そして私は一人になった」以来の山本文緒。「自転しながら公転する」がすごくよかったのに、そう思っていたら、山本文緒さんは亡くなってしま…

ヘルシンキ生活の練習

34 朴沙羅 筑摩書房 「言葉を失ったあとで」を教えてくれた大学の同級生のもうひとつのおすすめ本がこれ。なんというか、すごい本を読んだなあという読後感である。…

将棋指し腹のうち

32 先崎学 文芸春秋 「うつ病九段」の先崎学氏の本。お元気そうでよかった。前にも書いたが、先崎氏とはバックギャモンの大会でお会いしたことがある。この本にたび…

ずぶ六の四季

24 大竹聡 本の雑誌社 酒飲みが、酒の飲み方について書いた本。少し飲むのは得意じゃなくて、飲むならたくさん、と言ってはばからない作者。これはもうアルコール依…

ケーキ嫌い

16 姫野カオルコ 光文社 「リアル・シンデレラ」の姫野カオルコである。何冊か読んでどんどん好きになる作家。この本は小説じゃなくてエッセイなのだが、もう、共感…

遠慮深いうたた寝

10 小川洋子 河出書房新社 「掌に眠る舞台」以来の小川洋子。これは小説じゃなくてエッセイなので、小説の中では摩訶不思議な世界が広がる小川洋子さんも、さすがに…

諦念後 男の老後の大問題

6 小田嶋隆 亜紀書房 昨年六月に病気で亡くなった小田嶋隆のエッセイ。定年を迎えた男たちがどこに身を置き、何をし、どんな心持ちで居ればいいのかを身をもって実現…

飛び立つ季節

3 沢木耕太郎 新潮社 「旅のつばくろ」の続編となる本。前作と同じようにJR東海の「トランヴェール」という車内誌に連載されていた旅のエッセイをまとめたものであ…

失踪願望。  コロナフラフラ格闘編

154 椎名誠 集英社 椎名誠は、「本の雑誌」を始めた若い頃から知っている。若くて勢いのある、力強い人だった。いろんなところを力づくで体ごとぶつかるように旅を…