名著の予知能力

135 秋満吉彦 幻冬舎新書 「100分de名著」という番組がある。いつも見ているわけではない。たまに気になるテーマを取り上げる時、例えば「ボーヴォワール 老…

女の子は本当にピンクが好きなのか

102 堀越英美 河出書房 うちの娘はピンクが嫌いだった。私服の幼稚園に通っていたので、着るものには苦労した。なぜかいただき物の衣類はピンクが多い。そして、彼…

普通という異常 健常発達という病

81 金本浩友 講談社 私は自分の家庭に生きにくさを感じて育った。というより、なんで色々なことがこんなにうまくいかないんだろう、という疑問が子供時代から常にあ…

反省させると犯罪者になります

61 岡本茂樹 新潮社 題名が悪いよ。というのが最初の感想。だが、内容は読むに値する。なので、なんだこれ、と思わないで頑張って読んだほうがいい本では、ある。 …

裸足で逃げる

38 上間陽子 太田出版 「言葉を失ったあとで」の上間陽子である。この人の仕事はしっかり読まなければと思っていた。だが、これを読むのはつらかった。そんなに厚い…

父ではありませんが 第三者として考える

37 武田砂鉄 集英社 「開局70周年記念TBSラジオ公式読本」以来の武田砂鉄である。ラジオ好きなので、武田砂鉄にもシンパシーを持っている。中央線沿線育ちらし…

ルポ 誰が国語力を殺すのか

33 石井光太 文芸春秋 久しぶりの石井光太である。かつての彼の作品は、貧困や虐待などの話が中心で、ヒリヒリして痛い印象が強かった。だが、最近はもっと深いとこ…

神さまってなに?

13 森達也 河出書房新社 「14歳の世渡り術」というシリーズの中の一冊。なるほど、14歳辺りで読むにはよい本かもしれない、と思う。 宗教は難しい。私のことを…