おかあさんの扉7

おかあさんの扉7

2021年7月24日

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「おかあさんの扉7」伊藤理佐 オレンジページ

六巻のあとに五巻を読んだりして、あちこち飛んではおりますが、たぶん、これが最新刊。あーこちゃんは、七歳、小学校二年生になりました。よその子供は早く大きくなるなあ。

お父さんの吉田戦車は、ついに育児マンガからは手を引いたらしい。が、理沙さんはまだ続けるのだなあ、と戦車さんもしみじみ書いている。だんだんたいへんにならんかなあ。

シッターのエヌさんを未だにお願いしているらしいのだが、「あーちゃんと遊ぶと、エヌさんにお金を払うの?」と尋ねられて、大人たちはコソコソとお金の遣り取りをするようになったらしい。うーむ、難しいよね。お金が絡んだからと言って、エヌさんの愛情が否定されるわけでもないんだけどねえ。

学校の「てじながかり」になったあーこちゃん。手品は、あんまり上手にできないし、方落として帰ってくる日もあるが、頑張っているらしい。いいねえ、こういう日常。高齢出産の両親二人が、あたふたしながら、ゼイゼイ言いながら、愛情込めて育てているのがよく分かる。子どもって無条件に可愛いものね。

2018/6/5