172
「はいくないきもの」皆川明・絵 谷川俊太郎・文 クレヨンハウス
夫が借りてきた絵本。「ミナを着て旅に出よう」にコメントを下さったuniさんが小学校高学年の読み聞かせに採用したと教えてくださった。uniさん、ありがとう。
不思議な花のような毛虫のような足がたくさん生えている不思議な生物の絵に
おしめしべ まだのんなりむ かふっふん
（引用は「はいくないきもの」より）
のような五・七・五の文が添えられている。意味があるような、無いような、何となく伝わるような、リズムの心地よい文。絵も、ミナ・ペルホネンの皆川さんだから、印象的な、でも柔らかい、ユーモラスな温かさにあふれている。
声に出したほうが楽しい絵本だと思う。小さい子でも、大きい子でも、大人でも、楽しめる。五・七・五のリズムっていいなあ、と改めて思う。見かけたら、ぜひ、音読してみてね。
2020/2/3