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「ひみつのひでお日記」吾妻ひでお 角川書店
「カオスノート」以来の吾妻ひでおである。あづまさん、ちょっと絵柄が変わっていると思ったら、デッサン教室なんて通っているのね。三頭身じゃなくなってる。
アルコール依存症の人間は、人生の核をアルコールに依存しているので、それを抜いた真ん中の空洞を何で埋めるかを真剣に考えなければならない、と「アル中病棟」で書かれていた。彼は、作品を書くことでそれを埋めようとしているのだろうなあ。
締め切りがあると追い詰められてしまうので、基本、描き下ろししか仕事はしていないそうだ。この本も、基本は日記だ。毎日、何を考えて何をやったかが書かれているだけなのだが、それでも才能は隠しようもない。この人にしかかけない魅力的な絵があふれている。
JK観察をあちこちでやっているらしいが、地域的にかぶる部分があるので、うちの娘が出てくるんじゃないかとふと心配になってしまった。あはは・・・。
2015/8/16