124 鈴木結生 朝日新聞出版
BSテレ東の「あの本、読みました?」で紹介されて興味をもった。番組では作者のあまりの若さに驚いたのだけれど、作品はやたら老成していて逆に大丈夫か?と思ったりして。
実に頭でっかちの本である。登場人物全員、驚くほど頭でっかちという前代未聞の小説。浮世離れしているというか、本当にこれはこの世の物語なのか?と不思議に思ったりする。芥川賞受賞作なのだけれど、これを読んでどれだけの人が共感するのだろうか。世の中、こんなに頭でっかちが溢れてたっけ?愛や恋やお金や地位よりも学問…というか文学、ゲーテが大事。それが当然。なんて皆さん思ってましたっけ?
まあ、理屈ばかり捏ねたがる頭でっかち派の私が言うべきことじゃないのは知ってるんだが。
登場人物の名前がいちいち凝っていて笑える。こんな名前の人が溢れる社会ってありましたっけ?キラキラネームの逆を行く、というか、実はこれこそがキラキラネームなのかもしれん、なんて思った私であった。
これからどんな作品を書くのだろう、この人。
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