ルラルさんのぼうえんきょう

ルラルさんのぼうえんきょう

2021年7月24日

135

「ルラルさんのぼうえんきょう」いとうひろし ポプラ社

ああ、鬱々とした文学の後にこういう前向きの児童文学を読むと心が洗われるなあ、としみじみしてしまった。

ルラルさんシリーズを前にいつ読んだかなあ、と調べたら八年前であった。娘がまだ素直に読み聞かせを聞いてくれてた頃だわ。ああ、なつかしい。この作品は昨年出版されたもの。新作なのね。

ルラルさんがみんなと夜空を見ていたら、流れ星がいっぱい。望遠鏡を覗いたら、なんと宇宙人が見えた。丘の向こうに宇宙人の円盤が着いたらしい。ルラルさんとみんなは、いさましいかっこうをして、宇宙人を見に行く。でも、見つからない。怖がって逃げちゃったらしい。我々は、地球を守ったヒーローだ。と思ったら、思わぬ宇宙人の正体が判明する・・・。

二年生の読み聞かせ本を探していて見つけた絵本。ルラルさんは相変わらずひょうひょうとしていて、あたたかい。扉絵で、ちゃんと宇宙人と握手できているのも、とても素敵。

2016/1/22