香港・マカオ旅行記9

香港・マカオ旅行記9

2021年7月24日

さて、トイレをお借りしてさっぱりしたところで、トラムに乗りに行きます。いわゆる路面電車ね。上環にはトラムがたくさん止まっていて、どれに乗ったらいいものか。運転手さんに「北角總站」というと、後ろのに乗りな、と教えてくれます。オクトパスをピッとかざして、二階に上がります。これで終点までトラムの旅です。車窓からの風景。

香港の街を東から西へ走ります。立ち並ぶビル、お店、図書館や公園、運動場などを次々に通り過ぎていきます。小さな子どもが、ペットボトルからお水を蓋にちょっとだけ汲んでちびちび飲んでいます。一杯やってるみたいね、と笑っているうちに、娘は首をかっくんと落として寝てしまいました。

本当は春英街というところで曲がるトラムに乗りたかったのですが、これは直進する路線だったらしい。北角總站についたので降りて、春英街に歩いて戻ります。春英街は、トラムが露店ギリギリを走る、いかにも香港らしい街で、市場が並んでいます。

露店はキャットストリートより現代的なものも売っていて、娘はここで布製のトートバッグを買いました。丈夫そうで良い作りです。いかにも怪しげなパチモノも例によって売っていて、四つん這いのキティちゃんには驚きました。驚きすぎて、写真を取るのを忘れちゃったわ。肉屋さんや魚屋さんなんかも並んでいて、鳥がまるごと生きて売られていたりします。活気あふれる市場です。

香港らしさを堪能して、またトラムに乗って、今度は銅中心部の銅鑼湾(コーズウェイベイ)に戻ります。六時にレストランを予約してあって、何しろ時間厳守ですから、早目に向かうのです。

そう言えば、娘が荷物にベルトを入れ忘れたそうで、ジーンズが下がる、下がる、と大騒ぎしていました。銅鑼湾は渋谷みたいな繁華街なので、ここでベルトを買うことにします。幾つかのお店を眺めて、結局買ったのがH&Mだったとは・・・。

そこから、予約のレストランの場所を探します。また、娘がスマホを駆使して方向を確認。旧正月前のバーゲンで、街は大賑わい、すごい人出です。戸数、お土産屋さんを冷やかしたりしながら、レストラン発見。まだ少し早いので、近くのショッピングモールに入りましたが、ルイヴィトンとか、エルメスとかシャネルとか、我が家に縁のないお店ばっかり。早々に出て、レストランに入ります。

お店の名前は「南北楼」。ブルース・リーの「死亡遊戯」の撮影が行われた四川料理のお店です。ジャッキーチェンとか、日本のしょこたんとかがお気に入りらしい。と言っても、ブルース・リーが映画の中でたむろしているくらいだから、割に庶民的なお店です。

時間通りだったので、席は確保されていました。良かった良かった。エビチリとか、麻婆豆腐とか、チンジャオロースーとか、いわゆる定番ばかり頼んでみました。これがもう、定番なのに、この料理ってこんな味だったっけ?というくらい、どれも美味しい。

  

お客さんは他のグループも日本人が多かったように感じます。店員さんが「美味しい?美味しい?」と尋ねてきて、「美味しい!」と答えると、満足そうに笑ってくれました。

美味しい夕食を終えて、娘のリクエストで、銅鑼湾のウェルカムというスーパーマーケットに向かいます。さっきの渋谷みたいな繁華街の中にあって結構な賑わいです。中は、生鮮食料品や日用雑貨。「出前一丁」がものすごくたくさん、バラエティも豊富に売られていてびっくりしました。なんで「サッポロ一番」じゃないんだ?明治製菓のお菓子や、資生堂の化粧品などもたくさん売られていて、日本製品の人気が感じられます。ここでもお土産用に何種類香お菓子を買ったりしました。

それから、地下鉄に乗ってビクトリアハーバーを海底から乗り越えて尖沙咀に戻ります。ここで「客無中心(カスタマーセンター)」によって、本日大活躍した「オクトパス」(Suicaみたいなチケット)を払い戻ししてもらいます。これのお陰で、いちいちチケットを買わずに済み、かなり手間が省けました。でも、明日はもう帰るから必要ありません。そこから、ホテルまで歩いて帰りました。長い長い香港市観光の一日でした。

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2018/3/1