香港・マカオ旅行記7

香港・マカオ旅行記7

2021年7月24日

前日は早々に寝てしまったので、六時過ぎには目が覚めました。香港と日本の時差は一時間で、日本時間だと七時ということになります。私も夫も、起きて、身支度を整えて、お腹も空いてきたと言うのに、娘はぐうぐうと眠り続けています。どうやら大学の試験が終わってからは、午前中はほぼ惰眠をむさぼる生活をしていたらしい。それを叩き起こして、朝食に行きます。

ホテルのビュッフェはお高いので、今日はホテルからワンブロック先まで歩いて「太興(タイヒン)」というお店に行きました。「男子ごはん」で国分太一と栗原心平がガチョウのローストご飯を食べていたのは、たぶん、ここ。ガチョウが食べられるかと思って行ったら、朝はモーニングメニューみたい。日本のファミレスみたいに、写真付きのメニューでわかりやすい。青菜の乗った米粉の麺とトーストとスクランブルエッグに温かい飲み物がついて、日本円で五百円程度。悪くないわ。テーブルには熱いお湯の入った魔法瓶が置いてあって、地元の人が手持ちの水筒にそのお湯を入れて持って行っていました。そんなこともアリなんですねえ。

本日は、香港市内観光の一日。まずはスターフェリーでビクトリアハーバーを対岸の湾仔間まで渡りたいのです。フェリー乗り場は昨日のマカオ行きとは違って、割と近くです。ホテルの出すシャトルバスで近くまでいけるというので、それに乗りこみます。

降ろされたのは、香港文化センターの前で、そこからちょっと歩くとフェリー乗り場らしい。人が並んでいるので、そこに並んでいたら、乗り場はあっちだよと教えてくれる人がいました。行くと、初日に買ったオクトパスで通って、すぐに出港です。

対岸にはあっという間に到着。ガイドブックの指示通りのバス停に行くと、ちゃんとピークトラム駅行きのバスが居るではありませんか。本当はオープントップバスに乗りたかったのですが、こう寒いと屋根がある方がありがたいのでちょうどいいわ。と思うほど、本日も低気温です。

終点に到着。ここからビクトリア・ピークまでピークトラムというケーブルカーに乗るつもりなんですが、ものすごく混んでいて、道を行列が埋め尽くしています。その最後尾に並びました。ずいぶん長いこと並んでから、ここはもしかして、チケット売り場の行列では?と疑い始めます。我々はオクトパスを持っているので、チケットを買う必要はありません。そこで、改札付近の係員に「We have Octopus.」というと、仕切りのロープを外して中に入れてくれました。でも、その中も結構混んでいて、長いこと待ってようやくホームに出ることができました。

ピークトラムがやってきました。驚くほど傾斜しています。右側の席が景色がいいとガイドブックには書いてあったけれど、選り好みできる状態じゃありません。人混みをかき分けて、なんとか座ります。席は山頂側を向いて固定されています。麓の側が見えたほうが景色がいいんじゃないかしら、と思っていると、出発。びっくりするくらい車体が傾斜して、体が上向きになります。席が反対側を向いていたら、間違いなく転がり落ちてしまうわ。遊園地の絶叫マシン並みに足が上に上がった状態で、ぐわーっと登っていきます。おお、結構怖いじゃありませんか。

ビクトリアピークに到着。遠い昔に来たときは、何もなかったところなのに、大きなショッピングセンターができていて、その一角に降ろされました。いろんなレストランやお店の前を通らないと外に出られません。人がいっぱいいます。やっと外にでたら、寒いのなんのって!風がすごいのです。ピークからの長めは、こんな感じ。

本当はそこからピークをぐるっと回って歩く予定だったのだけれど、あまりの寒さにショッピングセンターに逆踊り。トイレを済ませ、土産物屋を眺めます。

キティちゃんっぽい人形や、ミッキマウスっぽい人形が売っていて、パチもん感がなかなかすごい。それがまた楽しいと言えば楽しい。

そう言えば、その日は私の誕生日でもありまして、ということで、こんな買い物をしてみました。

        

スリッパは、普段家で履いているのがくたびれてきていたので、もともと、香港で買う予定でした。クッションカバーは、お店に飾ってあったのを見て「おお、ピカソじゃないか」と口に出したら店の主人が飛んできて、いろんなバージョンを次々見せてくれ、「アイ ラブ ジャパニ」なので「ディスカウント」するとうるさい。300ドルが220ドルに、そして200ドルに下がったので、面白くなって買っちゃいました。これ、全部手刺繍。けっこう大変なものだと思うのは、私だけかしらん?

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2018/3/1