香港・マカオ旅行記2

香港・マカオ旅行記2

2021年7月24日

前泊したホテルのシャトルバスで成田空港へ。旅行社のブースでチケットを受取ると、なんと我々の乗るキャセイ便の出発が30分遅れるという。おお、では、娘は香港で30分待つことになる。焦って、その情報は関空にも伝わっているのか?などと詰め寄ってしまったが、自分で電話すりゃいいじゃん、と夫に言われてはっとする。で、娘に電話すると、ちゃんと了解される。

チェックインして荷物を預ける。うどん屋できつねうどんを食べてから、荷物検査を受け、出国審査。ゲートでかなり待たされてから、やっと搭乗。機内食はスクランブルエッグとソーセージにパンという朝食メニュー。機内では映画を二本見る。「愛おしい時間について」と「ドリーム」。映画については後でまとめてちょっと書きたいが、「ドリーム」がなかなか良かった。

到着まで五時間。飛行機の中の五時間って長い。ヨーロッパ便とかだと覚悟ができているけれど、香港だと思うと、近いはずなのになんでこんなに?と思ってしまう。足がだるくなった。

香港に到着。予定より一時間遅れてるじゃんか。娘、ちゃんとついただろうか。不安がってないかな。

そう言えば、機内で入国審査の紙を貰わなかったけど、あれ、いらないんだっけ、なんて言い合いながら列に並んでいると、ほら、やっぱり書かなきゃいけないって追い返された。列の後ろの方に紙と書台があるのを発見。ところが、この紙の字が小さくて老眼にきつい。なんて書いたらいいんだ?なんてぼやきながら適当に書いてまた並ぶ。文句言われるかと思ったら、そのまま受け取ってくれてやっと入国できた。やれやれ。入国審査に手間取ったおかげで、すぐに荷物が見つかる。ゲートを通ると、旅行社の名前を書いた紙を持った人が大勢いて、どれだ、どれだ、と探すと最後に発見。係の人に名前を告げると、お嬢さんが向こうのベンチで座って待ってらっしゃいます、と指差してくれる。おお、ちゃんと来てたのね。で、ベンチのあたりを探すも、見つからない。どこだ?と名前を呼ぶと、「はーい」と返事が。あー、良かった、やっと会えた。膝の力が抜けるとはこのことだ。

やっと娘と会えた香港空港の様子が、上の写真。
本当は空港で「オクトパス」という日本のSuicaみたいなカードを買うのと、五万円ほどの両替を済ませたかったのだが、お迎えの担当者が、「それはバスの中で」と言ってどんどん連れて行かれてしまう。まあ、飛行機が遅れたからなあ。

他にも数名の旅行者を乗せて、バスが香港市内へ向かう。そう、ここは例の啓徳空港じゃなくて、他の島に作られた新しくて広い空港なのね。先にディズニーランドのホテルに寄ってから、市内へ行きます、と説明が。娘が「香港でディズニーに行くなんて無駄じゃん。東京にあるんだから東京に行けよ。」などとつぶやいて夫に諌められている。「そう言えば上海のディズニーに行った友達がいて、キャストのやる気の無さが半端なかったって言ってた」などとさらに暴言を吐く娘。で、到着した香港ディズニーは駐車場がガラガラに空いていて、意外に快適かも、と思ってしまった。

そこから今度は市内へ向かう。向かいながら、両替を希望する人はここでします、と言われて、レートが怪しいんじゃないか、と危惧した我々はとりあえず二万円だけ替えてもらったが、実は香港滞在中、このレートが一番良かった、ということが後からわかった。疑ってごめんよ。

ガイドさんはライトダウンを着ている。二月の香港は日本の四月並み、と聞いていたし、週間天気予報では最高気温二十度程度とあったのに、やけに寒い。極寒の日本から来るのに上着を迷って、ライナー付きのコートで来て、必要に応じてライナーを取って羽織ればいいやと思っていた。空港についた時点でコート自体をトランクにしまっちゃったんだが、翌日以降はライナー付きで着込んだままになった。こんなに寒いのは香港でも珍しい、とガイドさんが言っていた。亜熱帯なんですけどねえ、と。

ホテルのロビーはかなり派手派手。そんなにお高いホテルじゃないんだけど。日本人スタッフがいて、ガイドさんがチェックインをしている間に、市内へ行くシャトルバスがあることなどを教えてくれる。

ガイドさんとはここでお別れ。最終日の昼にお迎えに来て空港に連れて行ってくれるそうだ。それまでは、フリーね。というわけで、部屋へ行って一休みしたら、早速街へ繰り出す。この時点で午後四時過ぎ。まずは地下鉄駅まで行って「オクトパス」を買おう。

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2018/3/1