読書(旧ブログ)

できない相談

35 「できない相談」森絵都  筑摩書房 「みかづき」以来の森絵都である。あれは長編小説だったが、こちらは超小編である。一冊の中に38の小編が入っている。 テ…

読書(旧ブログ)

草むらにハイヒール

36 「草むらにハイヒール 内から外への欲求」小倉千加子  いそっぷ社 「結婚の才能」以来の小倉千加子である。この人が「赤毛のアン」を論じた本を読んでたいそう…

読書(旧ブログ)

トムは真夜中の庭で

34 「トムは真夜中の庭で」フィリパ・ピアス 岩波書店 夫が借りてきた本。夫も私もかつて読んだことがあるのだが、久しぶりに手にとったのは「思い出のマーニー」が…

読書(旧ブログ)

綴られる愛人

33 「綴られる愛人」井上荒野 集英社 「あちらにいる鬼」の井上荒野である。これは、怖い本だった。 主人公の女性、柚は児童文学作家である。編集者である夫に支配…

読書(旧ブログ)

虐待された少年はなぜ、事件を起こしたのか

32 「虐待された少年はなぜ、事件を起こしたのか」 石井光太 平凡社 「本当の貧困の話をしよう」の石井光太である。内容は「ケーキの切れない少年たち」ともやや共…

読書(旧ブログ)

叛逆老人は死なず

31 「叛逆老人は死なず」鎌田慧 岩波書店   引っ越しましたよ、はい。疲れました。若い頃は、2日もあれば完璧に仕上げたのになあ。もう、疲れ…

読書(旧ブログ)

思い出のマーニー

30 31 「思い出のマーニー 上下」ジョーン・G・ロビンソン 岩波少年文庫   ステイホームの日々の中、テレビで放映されたジブリのアニメ映…

日々の暮らし(旧ブログ)

引っ越します

東京転勤の内示を受けたのが2月末。すぐに引っ越し屋が来てダンボールを置いていってくれたので、どんどん本を詰め込んだ。大量のダンボールが積み上がったところで、コ…

読書(旧ブログ)

本当の貧困の話をしよう

29 「本当の貧困の話をしよう」石井光太 文藝春秋 私はお金に困ったことがない。明日食べるものの心配をしたり、行きたい学校に行けなくて困ったり、雨露を凌ぐ場所…

読書(旧ブログ)

ほんのちょっと当事者

28 「ほんのちょっと当事者」青山ゆみこ ミシマ社   当事者というと、いわば新聞記事で見出しとなるような「大文字の困りごと」を抱える人のよ…